こぶたの手帖

会社員のこぶた(♀)が習慣化をやって人生を変える過程です。

読書メモ「子供がずっと欲しかった」を読んで

どうも、こぶたです

今週の私の目標は、

本を3冊読み切ること、なのですが、

そのうちの一冊をやっと読み終わりました。

 

昨日と今日で読み切れたので、

さらりと読めるエッセイだと思います。

 

子供がずっと欲しかった

読んだのはこちらの本。

はあちゅうさんの存在はずっと知っていたし、

アカウントもフォローさせてもらっているのですが、

一度もはあちゅうさんの書かれた本を読んだことはありませんでした。

 

今回は題名の通り、妊娠・出産について扱う本のため、

かなりセンシティブな内容となっています。ご注意ください。

 

 

様々なメディアに出られていて、

ご自身が書かれているとおり、

最近はネットニュースで見ることも多いと思います。

それだけ、一挙手一投足が人の注目を集めるってすごいことだなっておもいます。

 

はあちゅうさんは、

ご自身が妊活について発信を始めよう!とおもった時期、そしてメディアにでだした時期に、

お子さんを授かったため、その辺りでも炎上が起こっていました。

他人が授かったことで、腹を立てる人がいるっていうのも変な話ですけど、

それだけ授かりたくても授かれない人が多いのだと思います。現代日本に。

 

当時は私も、

特別妊活ー!って燃えてた時期ではなかったので、

有名人は大変だなぁと、ふんわり思っていただけだったのですが、

「なかなかできない。自分か夫に何か原因があるのかもしれない。」と不安になっている時期だったら、

心がなぜかささくれていたかもしれません。

 

はあちゅうさんは、

ご自分の一生を完全コンテンツ化されています。

旦那さんとの馴れ初めもそうだし、

いじめられていた過去についてもそうだし、

企業で働いていたときのこと、

フリーランスで働き始めて苦しかったときのこと、

炎上したこと、

結婚ではなく事実婚を選んだこと、

そして妊活、出産、育児。

 

これは、生半可な努力ではできないことだと思います。

私も、妊活について書いたり、流産について書いたりしましたが、

時間が経つとその感覚って忘れます。

人間は忘れることができるから、次に進めるんだって、何かで読んだ記憶があります。

だから、忘れないように、嬉しいことも苦しいことも、

書き留めてメモして発信し続けて…をしているから、

リアルな言葉をこういった本で多くの人に伝えられるのだなと思いました。

 

そして、皮肉なことに、苦しくてすぐにでも忘れたいことの方が、

人の興味を惹きつけたりするんですよね。

 

妊活を始めようとしたときのこと

はあちゅうさんのこの本で感動したのは、

妊活を始めようとした経緯について、

妊活中の日に日に知識が増えていくことについて、

自分が思っていたことが言語化されていくところでした。

 

男の人とのどうしたって埋められない不公平感。

始めてから知る、検査薬のこと、クリニックのこと、自分自身の体のこと。

妊娠そして出産は奇跡的な確率の連続であること。

生理が来た時の絶望感。

夫への伝わらない気持ち。

 

様々な思いがはあちゅうさんによって確かな言葉にされていくのが気持ち良かったです。

 

妊活をしていて何度も思いますが、

結婚を考えだす前に、

この、基本的な妊活情報は正しい性教育として、

教えておいてほしかったです。

 

幼少期、

そういうシーンは何となく恥ずかしくて見れなくなった。

行為の名前を言葉で知ったのは性教育漫画だった。

でも、その行為を私を生んだ父も母も、その祖母も祖父も、

隣のお家のあの夫婦も、子供がいるみんながやっている行為だとしって、びっくりした。

ちょっと気持ち悪いなと思った。

大学生になって初めてそういうことをして、

不思議と好きな人とだと嫌じゃないんだなということを知った。

相手のことが嫌になると途端にできなくなるんだな、ということも知った。

 

 

でもその過程で、

誰も正しい知識は教えてくれなかった。

 

妊娠するには、排卵のタイミングで、精子が待ち構えていないといけなくて、

卵子は1日くらいしか生きれなくて、(もっと短かったりもする)

その排卵のタイミングも調べる検査薬っていうのが売っていて。

ばっちしのタイミングで行為を行ったとしても妊娠する可能性は数%で。

妊娠検査薬が陽性になったとしても、初期の流産の確立は15%もあって。

 

 

いや、言っといてよ!

教えてよ!

 

きっと妊活を始めた人はみんな思っているのでしょう。

 

夫と自分の知識の差が開いていくことも苦しかったです。

 

 

そしてこの本は、

妊娠から出産までも、かなりリアルに書かれています。

最後の方の出産についてのことは読み飛ばしてしまったのですが、

つわりが出てきた頃、

体型が変わり始めた頃、

当時思っていたこと、妊娠により考えが変わったこと、が書かれていて、

とても興味深かったです。

 

SNSの関わりについて

その過程でTwitterのフォローをゼロにした、

というのも、なるほどな。と思いました。

 

自分は、

人のページに来ているコメントでも、消耗します。

自分にきたもの、当てたものならなおさら引きずります。

忘れた!超えた!と思っても、数年単位、数ヶ月単位で思い出します。

はあちゅうさんレベルの有名人となれば、

その消耗率は想像もできません。

アカウントを個人でたくさん作れるようになったことで、

アンチコメントや人への攻撃が増えた、ピリピリした空間になってきている、という話に

なるほどなぁと思いました。

そのコメント、家族にもいえるんでしょうか?言えないと思います。っていうのも、

うーん、確かになーって思いました。

 

 

でも、難しい。

このブログで、

でもここは私は違うと思う、ってことを書いたとしたら、

それがアンチ、だと思われるかもしれないわけで、

褒めたら褒めたで、この考え方に全面賛成なんですか?ってことになって、

じゃあ言論の自由ってなんだよ、って思うけど、

誰かを傷つけようと思って書いている文章以外は、

自分で取捨選択することが必要なのかなって思います。

 

あ、この人の書く文章や投稿で、自分が消耗しているな、と感じたら、

そっとSNSから距離をとる。(フォローを外さなくてもミュートっていう機能もあります)

ちょっと考え方が合わないな、とか、自分もしんどくなるコメントがつくな、と思ったらその人の発信は見ない。

この間、夫と夜寝る前に話をしたときに教えてもらったのですが、

メンタリストのDaiGoさんは、YouTubeチャンネルのコメントは読まないそうです。

(話によると、会社の人に任せているから、自分のところまでアンチコメントは来ないのだとか。

それについては、会社を経営するレベルの人だからでしょ!って言ったのですが)

でも、逆にいうと、そのレベルの人ですら、

アンチコメントを読むことからは離れているわけです。

パフォーマンスが下がってしまうことが実証されてるわけですよ。

 

情報化社会を生きていく上では、こういうスキルも必要になってくるんだろうなあ。

 

 

結局何が言いたいのかわからない文章になってしまったのですが、

気持ちがしっかり動いた一冊でした。

他の本も読んでみようと思います。

 

無理やり

おしまいっ