こぶたの手帖

会社員のこぶた(♀)が習慣化をやって人生を変える過程です。

いったんこの話題は一区切り! 掻爬手術一部始終

どうも、こぶたです

妊活関係の記事は、

今日のこの記事でいったんお開きとします。

 

お付き合いいただきありがとうございます。

 

稽留流産という、

お腹の中の赤ちゃんが、心拍が止まり、亡くなっているものの、

出てこない状態となりました。

 

4週間以内には、

強い腹痛と出血とともに、出てくることが多いらしいのですが、

私の場合は、

 

  • 次に早く向かいたかった
  • 体の中にずっとなくなった赤ちゃんが居続けるのはあまりよくないらしい
  • 出血皆無(手術しなかったら、いつまでもいそう)

 

だったので、

流産だと言われた翌日には、電話で予約をして、手術するという運びになりました。

 

事前診察

手術をするとなると、

その二日前に、子宮口を広げるためのガーゼ?綿?みたいなものを入れる処置をします。

 

これが、まぁー痛いというか、不快感いっぱいでした。

 

診察台に寝た状態で、

クスコ?みたいな、器具で、

広げられ、

中にぐいぐいっと入れてもらいます。

タンポン強化版、と思ってもらえればイメージしやすいかと。

ガーゼもつめているので、

この日から、

入浴はダメ。

シャワーのみで簡単に済ませるよう言われます。

 

それ以外は普段通り生活できます。

 

困った。。。久々の便意。

しかし、

私にある壁が立ちはだかります。

そもそも私は、結構便秘症です。

2、3日でないのはザラで、

便意が来たときには、

結構なサイズ感のものを生み出します。(失礼。ほんとに失礼。)

 

入れた翌日。つまり、手術の前夜、激しい便意に襲われます。

もうそこまで来ているのですが、

膣に異物感があるので、

うまく力めないわけです。

でも、お尻の方も限界が。

 

十数分格闘した結果、

便意が勝ちました。

が、その力みで、入れたものが全部出てくるという始末。

丸めたガーゼのあと、細長いスポンジみたいなのが、出てきました。

 

慌てて病院へ電話して、

再度、ガーゼ等を入れてもらいました。

 

夜でも診療してくれた病院に本当に感謝です。

 

いよいよ当日

さて、当日。

朝はものすごい眠気。

12時半にきてください、と言われていたのですが、

10時ごろまで布団でゴロゴロ寝ていました。

 

静脈麻酔ということで、

車を運転して帰ることができないため、

歩いてクリニックへ。

 

いつもなら、車で通っている道を歩いて行く(しかも雨)のは、

なんだか不思議な感覚でした。

 

12時半の15分前に到着したので、

少し待合室で待つという時間が。

周りには、今日母子手帳の許可が下りてたり、

お腹が大きいお母さんがいたり、

いつも行く時間じゃなくても、

やっぱり妊婦さんいっぱいだな、という感じでした。

 

まずは個室へ

通された個室は、

きっと赤ちゃんといっしょに泊まるんだろうなあというお部屋。

術着を渡されて、パンツ一丁で着替え、ベッドに寝ました。

 

これまで健康体そのものだった私は人生初の点滴。

右手首上のところを、看護師さんが撫でて、血管を探してくれているんですが、

この時点で、ものすごい緊張。

足の裏の発汗がものすごかったです。

無事ささって、点滴開始。

びくついていましたが、

この点滴は、薬でもなんでもないものでした。

 

この日、めちゃめちゃ寝ていたにも関わらず、

なんだか眠気が。

うとうとしながら、

吹っ切れたはずの涙が何度か流れました。

 

12時半過ぎくらいから点滴を始め、

13時過ぎくらいに、手術室へ移動。

 

点滴は刺さったまま、

歩いて移動しました。

 

いざ、手術台へ!

手術台はピンク色。横に、階段みたいな台が置いてあったので、そこから登りました。

足元に、ふくらはぎあたりを載せる部分があったので、そこに足を置きます。

手術の時には、

脚は固定されるとのことでした。

左腕には、血圧計がつけられ、

右指は、あれ何?バイタル?よくわかりませんが、人差し指にクリップのようなものがつけられました。

 

ここで、しばらくすると先生が登場。

先生「出血はありましたか?」

こぶた「ほとんどなかったです。」

先生「今から薬を入れたら、眠くなりますからね。目が覚めたら終わってます。」

と言われて、

心の中で、

 

え・・・実は麻酔効いてないけど手術始まったらどうしよう!

 

とおもっていました。

 

点滴に、おそらく麻酔薬だと思われるものを、

先生が入れていきます。

 

「全量です。」

の声が聞こえて、

 

わー!多分、麻酔がこれから効くんだー!

効かなかったらどうしようー!

 

という心配をよそに、

気がついたら気を失っていました。

ふわふわふわーっと、

夢を見ている感じ。

 

 

何だかピンク色の流動物になって、

仕事とか、手術とか、色々を忘れて漂っている

 

 

そんな夢を見ていました。

 

はっと目が覚めたときには、

看護師さんが、がんばったねぇーと言いながら、私の目元を拭ってくれていました。

今思えば泣いていたのかもしれません。

私は手が動かせず、周りもよく見えず、

現実にまだ帰ってこれていない感じでした。

 

そのまま、寝てていいからね、といわれ、

看護師さんたちのお喋りを聞きながら入眠。

 

次に目が覚めたときには、

周りの様子を見ることもできました。

そうだ、わたしはこぶただ!

ときづけたのもこのとき。

おそらく2時過ぎだったと思います。

 

看護師さんが、声をかけてくださり、

手術室の電気を消してくれました。

 

そして再度入眠。

次に起きたのは3時。

 

ここから、体の拘束が解け、

自力で歩いて、個室へ向かいました。

 

個室に着いたあと、

再度、

まだぼーっとするだろうから、寝ていてね。

と言われて、睡眠。

 

起きたら4時前でした。

 

ここで、紅茶と、お菓子、それから薬がわたされました。

 

薬は、子宮収縮剤と抗生物質。

あとは、痛かったときの痛み止めをもらいました。

 

朝から絶飲食だったので、

紅茶もカントリーマアムも胃に沁み渡ること!

 

子宮収縮剤は、

初めて見る薬で、

黒っぽい小さい錠剤でした。

 

そのあと、トイレを済ませて、

内診へ。

 

いつもの内診台へ。

どうやら知らない間に入れられていた、ガーゼを取り出し、

経膣エコーで、子宮の中を見てもらいました。

今までより、エコーを突っ込まれたときの異物感がすごかったです。

 

出血も特になく、

内診も終了。

 

ここから、今日一日はシャワーも入浴もひかえ、

薬を毎食後飲み、

明日の昼に再度診察してもらったあと、

一週間後に診察をして終了です。

 

1ヶ月後くらいに月経が来るそうなので、

そこまでは夫婦生活もなし、と渡された紙に書いてありました。

 

 

以上、わたしの初めての半日入院と掻爬手術でした。

ちなみによく見るこの掻爬、読めます?

そうは手術って読むらしいです。

こんな知識ばかりがつくなぁ〜。

 

帰り道は、わりとはっきりとした意識で、

テクテク歩いて帰りました。

 

 

帰宅後、夫と話をしましたが、

今後の妊活は、基礎体温を測っても夫に伝えないかもしれません。

でも、タイミングは合わせないとできるものもできないからなぁー。

落とし所をまた、夫婦で探っていきます。

 

ここまで読んでくださった方、

ありがとうございました。

 

経験してみて、

私の周りで、同じ思いをする人がでてこないといいなぁと

強く強く思いました。

 

おしまいっ